1. Googleで検索キーワードが取得できなくなる?

Googleで検索キーワードが取得できなくなる?

  1. 目次
  2. 1 検索キーワードを取得する仕組み
  3. 2 Googleで検索キーワードが取得できないケース
  4. 3 「not provided」が急増することで何が問題なのか
  5. 4 「not provided」の対応策
    1. 4.1 Googleウェブマスターツールの「検索クエリ」の活用
    2. 4.2 Googleアナリティクスのランディングページから検索キーワードを「逆引き」する
    3. 4.3 Yahoo!の検索キーワード情報で推測をする
  6. 5 まとめ

1 検索キーワードを取得する仕組み

みなさん、検索キーワードを取得する仕組みを知っていますか?これから具体例を挙げて説明していこうと思います。 例えば、Googleで「グーグル」というキーワードを検索し、検索結果表示ページのURLを見てみましょう。

検索結果表示ページのURL例(Chromeで検索した場合)
https://www.google.co.jp/webhp?sourceid=chrome-instant&ion=1&espv=2&ie=UTF-8#q=%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AB

このURLの中の「q=」以降の部分に検索したキーワードが値として格納されています。この場合だと「%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AB」の部分です。この部分は、UTF-8という文字コードで「グーグル」という文字を表していて、2桁ずつに「%」で区切られています。もし検索キーワードが半角英数字の場合は、「q=」の値にはキーワードがそのまま表示されます(Chromeの場合)。

このように、リンク元のページのURLのパラメータを分析すると、検索キーワードを取得できます。また、多くのアクセス解析ツールは、このような手法を用いてWebサイトへの流入のカギとなる検索キーワードを割り出してくれます。

2 Googleで検索キーワードが取得できないケース

Web解析を行うにあたってとても重要となってくるリンク元のページの情報。しかし、リンク元のページの情報は、必ずしもブラウザがサーバへと送信するわけではありません。そこで、Web解析でリンク元のページの情報が取得できないケースをいくつか紹介します。

  • ブックマークやブラウザの閲覧履歴からアクセスした場合
  • スマホのアプリケーションなどのブラウザ以外からアクセスした場合
  • ブラウザのアドレスバーに直接URLを入力した場合(QRコードも同様)
  • ブラウザの設定でリファラをブロックしている場合
  • フラッシュコンテンツ上のリンクからアクセスした場合
  • https:// のページから http:// のページへのリンクの場合

今回、Googleで検索キーワードが取得できなくなった原因としては、Googleが2011年10月に検索自体をSSL暗号化してしまったためです。その結果、先ほど説明したリンク元のページの情報が取得できない最後のケースに該当し、Google検索エンジン経由で訪問してきたユーザーの検索キーワードが取得できなくなってしまいました。

3 「not provided」が急増することで何が問題なのか

最近は、オーガニック検索のキーワードを調べてみると、大半が「not provided」(検索キーワードが不明の場合に表示されるもの)です。 というわけで、今私たちがGoogleアナリティクスを使ってアクセス解析を行う場合、不十分な情報で分析を行っていることになります。とはいえ、Web制作関係者としてはSEO対策を行うためにも、リスティング広告を行うためにも、「not provided」ばかりだと仕事になりません。

4 「not provided」の対応策

「not provided」対策として、いくつかの対応策を紹介します。

4.1 Googleウェブマスターツールの「検索クエリ」の活用

Googleウェブマスターツールの「検索クエリ」画面から以下の情報を得ることができます。

  • 検索キーワード
  • クリック率
  • 平均掲載順位

これらの情報を得ることにより、自分のサイトがどんなキーワードで訪問されているか、また、どれだけクリックされているか、そして、何位で表示されているかなどが分かってきます。

4.2 Googleアナリティクスのランディングページから検索キーワードを「逆引き」する

少し強引な方法ですが、Googleアナリティクスから、Googleのオーガニックのランディングページを表示させ、その内容から検索クエリを推測する、という方法です。しかし、この方法は具体的なクエリは全く閲覧出来ないため、少し精度が落ちると思います。

4.3 Yahoo!の検索キーワード情報で推測をする

Yahoo!自然検索のデータをもとにGoogle自然検索の数値を推測する方法です。  Yahoo!とGoogleでは大体同じキーワードが検索されると考え、(not provided)で分からないものはざっくり言えば「無視する」という考え方です。  しかし、この方法はYahoo!とGoogleのアクセス数があまり大差ない場合にしか有効ではありません。

5 まとめ

Googleが検索自体をSSL暗号化したために、大半の検索キーワードを取得できなくなりましたが、アクセス解析ではどのようなキーワードで検索されたかを計測することが一番重要です。なので、今回紹介させていただいた対応策をはじめ、様々な策によってこの「not provided」と表示される検索キーワードを明らかにしていく必要があると思います。

Webマーケティング